【再掲】2009年6月号「やろうか迷った事はやる、言おうか迷った事は


おれの住む市では毎年8月の第1週の土曜に花火大会が行われている。

昔から見に行ってたんだけど、3年前の回に妙に感動しちゃって、それからはメイン会場である永山公園のグラウンドに見に行っている。

小さな花火大会の割には人も集まって、
神戸であった混雑が原因の花火大会事故以来グラウンドがいっぱいになると入場規制をするようにもなった。

誰でも入れる花火会場の一角にはロープで区画を作った有料席があり、そのチケットを持っていれば混雑とは無縁、
入場規制がかかってもチケットをみせれば入場も出来るシステムとなっている。


昨年の花火大会の時にいよいよ買ってみた所、場所取りの緊張感から解放され、ゆっくりと花火を楽しむ事が出来た。
これもいいかな?とも思った。4,000円は高いけど。

中学生の夜の社交場的フンイキは味わえなかったけど。


さてさて今年も花火の季節が近づき、指定席の予約販売のお知らせが出ていた。

それによると、今年は永山公園のグラウンドの半分以上が指定席になるという事だ。

昨年も発売当日に買いに行ったけど意外と空き区画が少なかったのでこれで安心して買いにいけるな。
と思ったと同時に「?」と思った。



みんなの夏の楽しみである花火大会の会場の有料化が進んでいたのだ。

自分が「いいな」と思っていた事でも、よく考えると本当は望む所ではない方向に行っている事もあるんだな。と思った。



今まで無料でみんなが楽しめた場所も有料になる日がくるかもしれない。


気をつけよう、よく考えよう。